【宮島実験所について紹介します】 広島大学瀬戸内CN国際共同研究所の宮島自然植物実験所は、世界遺産に登録されている「安芸の宮島」にある施設です。昭和39年に設立され、約10ヘクタールの敷地を持ち、豊かな自然環境を活かした植物学の教育・研究が行われています。
宮島実験所では、植物の種分化・分布・生態などの植物地理学・植物生態学に関する研究が進められており、とくに島嶼環境下での植物の研究が特徴です。また、広島大学理学部生物科学科の教育も行われており、学生が実習や研究を通じて学びを深める場となっています。
地域性種苗を使った緑化にも取り組んでいます。
さらに、地域社会との連携を重視し、植物観察会や公開講座、広島大学デジタルミュージアムなどの活動を通じて、植物学の普及にも力を入れています。宮島の豊かな自然を背景に、宮島実験所は植物学の発展と環境保全に寄与する重要な拠点です。